数コロⅡ

ニコリのページを見たら116号の情報がでており、それを見ると自分の作品は載ってないようでかなりへこみモード。送ったときに自信があればあるほどへこみの度合いが高く、ひどいときにはもう何を送っても載らないに違いないと思い、作っているものに自信があればあるほど送りたくなくなってくる逆転現象が発生します。
自信がないものが載った場合は何でコレが載ってアレが載らなかったのかなどと思いますし、かといって自信があるものが載った場合にはうれしく思うものの自信があるものなので当然と思う気持ちもあり、そういう自分の気持ちのことを考えると、自分のことがすごく嫌なやつに思えてきてますます鬱スパイラル。
今作っているものはかなりいい手ごたえなので送りたくなくなってきたのですが、オモパ100回までは毎回新作を1つは作って送ろうと決めたので送ることにします。
今はあと4回、あと4回だけがんばろうと本気で思っています。


ちょっと前置きが長くなったけど、今日は数コロⅡの話。

このオモパは114号に最初に載って、それに引き続いて115号で2回目の登場。
原作者は胃ブクロさんです。114号で3作同時に載ったのは記憶に新しいところ。


このパズルは数コロの改作で、数コロのルールに数字のある黒マスを追加した形になっています。数字の意味はつながっている黒マスの数をあらわしており、ぬりかべ等のルールから容易に思いつくことが出来る既存のアイデアであり特に目新しいものではありません。
でも、ルール追加のバランスの良さはよいと思います。このルールを掛け合わす際には次の2つを決める必要が出てきます。

  • 数字の入ってない黒マスのカタマリが存在してもいいことにするか、それともいけないことにするか
  • 黒マスのカタマリに複数の数字が入っていても良いことにするか、それともいけないことにするか

ここの選択でパズルのルールとしてのバランスをとるわけですが、このバランス感覚がよく、うまく仕上げているという印象を受けました。


前回乗った3作品ともにこのバランス感覚のよさは感じました。でも、若いんだからもっとはっちゃけたアイデアを期待したいところ。
また、この作者、問題作りのほうでは若さというか経験不足がでていて出来がよろしくなくパズルの持つ魅力を引き出しきれてなく、その点では損をしているように見えます。


…なんか自分と芸風が似ている。こういう似たタイプの作家が出てくると真剣に引退を考えるべきかと思ってしまいます。