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前についったーで「ひとりにしてくれ」の全マス表出があーだこーだみたいな話がありました。
全マス表出は仕掛けが見えにくいからやめたほうがいいんじゃね？みたいな話だった気がする。
まあ、確かに余計な数字が表出してない「ひとりにしてくれ」は仕掛けも分かりやすいのですが、
個人的には全マス表出してない「ひとりにしてくれ」は出題盤面も解答盤面も美しくないので全表出派。
まあそれはともかく、なんか読んでてモヤモヤしてきたので
全表出しない「ひとりにしてくれ」的な別のパズルを考えてみたくなってきたのですよ。
- 解盤面の黒マスと白マスと数字が入っているマスがマダラのように存在するのは嫌なんだよ。白マスに数字をいれさせよう。
- 黒マスのルールはまんま残す。表出されてないマスにも黒マスを入れないといけない場面を作れるようにしよう。
という思いのもと以下のルールを考えつく。
ルール
- 盤面に黒マスと数字を配置して、タテ列、ヨコ列に同じ数字が重複しないようにします。
- すでに数字の入っているマスは黒マスにすることは出来ますが、数字を変えることはできません。
- あいているマスは黒マスになるか数字を入れます。数字を入れる場合は問題ごとに決められた数までの数字でないといけません。
- 黒マスはタテヨコに連続しません。また、黒マスによって盤面が分断されることはありません。
考えつくというレベルでもないなコレ、まとめただけだ。
そのマスに入る数字がない場合は白マスでも黒マスになるのです。
まあ、ルールだけではどんな感じだかよく解らないので問題を作ってみる。最初に作ってみた問題はこんな感じでした。
最初なので解き方も説明しますよ。
僕は基本的にやる気が足りないので最初にお試しで作ってみる場合は大体４ｘ４です。
上の１〜３は入る数字の範囲です。この問題では１、２、３の３種類の数字しか入らないのです。必ず各タテ列ヨコ列に１マス以上の黒マスが入るのです。
左上の１が３つつながってるところの黒マスになってるところが白マスになると他の２つが黒マスになって分断禁になるのです。「ひとりにしてくれ」っぽい。
黒マスになることが決まったマスはオレンジにしておきました。
で、次なのですが……
これはひどい。
なんでこの２が黒マスにならないかというと、この２が黒マスになるとその両隣のタテ列に１マス以上の黒マスが入る必要があるので分断禁になるのです。
まあ最初にお試しで作ってみる段階では問題としてどうかというレベルではなく、パズルとして成立するかどうかの確認がメインになるのです。と言い訳してみる。
ここまで来たらあとは簡単。
隣の２が黒マスになって、
下から２番目のヨコ列に３マス白マスになるマスが決まったので残りのマスが黒マスになって、
１番上のヨコ列も３マス白マスになるマスが決まったので残りのマスが黒マスになります。
おっ、数字を１文字も入れてないのに黒マスになるところと白マスになるところが確定してしまった。
あとは「数独」を解くようにというか「ひとりにしてくれ」の数字うめをするのとと同じような感覚でさくっと。
おー、解も一意になった。バンザイ。
こんなのでも一問つくるとある程度の感触がつかめます。
今回感じたのはこんな感じ。
- なかなかいいんじゃね？
- 難しい問題は作れる。
- 表出増やせば簡単なものもいけそうだ。
- 表出は思っていたよりも削れそう。盤面を大きくするとどうなるかな？
- 入り口は「ひとりにしてくれ」的な入り口を作ってまずは黒マスというのしかなさげ。
- 油断すると黒マスだけ一気に決まってしまう。作るときに注意が必要。
- 黒マスの隣や分断禁によって白マスになったところの数字が残り１種類で確定することにより、とあるマスが黒マスになるなんてのも出来るはずだよ。
- 盤面のサイズと入れる数字の数の兼ね合いで黒マスが入りたがる力が変わるけど、この力は強くないとだめかと予想してたけど若干弱くてもいいかも。
- ちなみに４ｘ４で３までというのはこの力がなかなか強い方。
- 盤面のサイズが７ｘ７以上だと１つの列に２つ以上の黒マス必須が出来るのか。
いい感触だったので少しづつ大きいのを作ってたら６ｘ６で凄い傑作が出来てしまう。
非常に難しいので、これはここに出すしか無いなということでここで。左下の決まり方は最初見たとき感動した。
なんてのを考えたり作ったりしてたのが１ヶ月以上前の話。
なかなかいいんじゃね？という感想には変わりないけど
あるマスに入る数字が１つしかないとか１つもないとかを多用するのでニコリ向きじゃないなとは思っている。
パズルの題名はいいのが思いつかなくて、投稿しないことを決めてから考えてもない。ひどいなあ。
